墨で固くなった筆が、何本がありまして、今までですと、お湯に、ただ漬け込んで、柔らかくなるのを待つのみでした。
ところが、この方法だと、筆の根元にある墨が、ほとんど溶けることがありませんでした。
おまけに、枝毛こそなりませんが、周辺の毛が途中で切れてしまうものがありました。
そこで、考えました。
筆の毛は、人の毛と同じ動物の毛なのだから、リンスインシャンプーで洗えばいいのではと思うようになりました。
ただ、毛が詰まったところは、どうにもなりません。爪楊枝で、やるしかないのかと思うと、考えるだけでも途方に暮れてしまいます。
そこで、さらに考えました。
そういえば、眼鏡や貴金属を洗浄する時に使う“超音波洗浄機”を使えば?という案が閃きまして、実際にやってみるといい結果になりました。
まず、用意したものは、
•超音波洗浄機(ツインバード社製)
•人肌くらいのお湯。
•リンスインシャンプー
超音波洗浄機は、一回2分で自動的にOFFになるので、まめに、ONしてあげる必要があります。
皆さんも、機会があれば、お試し下さい。