白浜で、西行の歌に出会う。

タクシー運転手さんによると、白浜であっても、ギリギリまで沈む太陽は珍しいとのこと。
タクシー運転手さんによると、白浜であっても、ギリギリまで沈む太陽は珍しいとのこと。

11月3日は、白浜に小旅行。
場所は、和歌山県の南西付近で、目的は、夕日を見ること。
その日のお昼に、思い立った旅行なので、
大阪最寄りの駅を14:07に出発し、白浜駅に到着してから、タクシーを走らせ、
太陽が沈む直前に浜辺に到着しました。
太陽の高さが、水平線ギリギリだったので、動きが分かる程の夕日でした。
時間も到着してから没するまで、10分も無かったと思います。

海を背にして、振り返ると、文字の彫られた半畳程の石碑がありました。
行書で彫られた俳句。
img_2503
『波寄する 白良(しらら)の浜の 鳥貝(からすがひ)拾ひやすくも 思ほゆるかな』

右側に西行の銘がありました。

後日、その写真を講師である母に見せると
岡山の教室の二階床の間に飾られている書は、西行の歌だと教えてくれました。
聞くと、母自身、西行の句が好きとのこと。
白浜に辿り着いて、西行の句に出会うことで、
生活の中で、ぼんやりと見ていた掛け軸が、
実は同じ作者と気づいた自分の中に、
なんとも言えない感慨深さがあったのです。

参考までに、西行の歌をまとめてネットにアップされている方がいらっしゃいましたので、
よろしければ、こちらで、内容をご確認頂ければと思います。

西行の歌 和歌山県(白良浜の烏貝)

こういった古典を書くことにご興味がある方。
ぜひぜひお問い合わせください。


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