教室横の植栽購入先

教室向かって右の庭にある植栽のご紹介です。

たまに、ご近所さんとか、通りがかりの人、生徒さんから、この花は、どこで買ったのですか?と聞かれることがあるので、改めて、ご紹介させて頂きます。(敬称略)

・北区田中のaxcis nalfにあるChels Green
・犬養木堂生家の北側にあるワイズペレニアル
・茶屋町駅近く?の清光園芸
・大阪谷町の、abcde STUDIO

というとこでしょうか。
詳細なご質問は、当ホームページよりお問い合わせ下さい。
お電話番号を送って頂ければ、折り返し、お電話をさせて頂きます。

郵便ポストを拭き上げる男達。

郵政民営化の前日、郵便ポストを拭き上げる男がいた。

太田いと書道教室に、最近、社会人の女性が、手紙をさらっと書きたいので、岡山で書道教室を探される方が、増えてきていると実感しております。
今回は、手紙の入り口である郵便ポストを取り上げてみました。文体は、かつてNHKFMで、クロスオーバーイレブンという番組があり、そのナレーションの原稿のような感じで書いてみました。津嘉山正種氏の声をイメージしながらお読み頂ければと思います。

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世間一般、プライベートなコミュニケーションが、手紙からSNSに置き換わる中で、
直筆の手紙を出したり、受け取る人は、どれくらいいるのだろうか?
そんな今の時代、郵便ポストの存在は、どんな意味を持つのだろうか?
ちょっと昔の話になるが、その事について、強く感じさせられた事があった。

ある日、家路を急いでいた私は、家の近所で、奇妙な光景を目にした。

それは、郵便ポストの前で、車から男性三人が降りてきて、ポストに何か始めようとしていたのだ。
一人が、日本酒の瓶を取り出し、ポストに透明な液体を振りかける。
さらに、三人が、持っていたぞうきんで、ポストを拭きあげ始めたのだ。
私は、その数分間、あっけに取られながらも、様子を、興味深く見ていた。
あの透明な液体は、何かなと考えをめぐらすと、あ、そうか、日本酒なんだと気付かされた。

その日は郵政民営化する、まさに前日であり、郵政省最後の日でもある。
こんな事をするのは、まさに郵便局の職員で、ポストへの感謝と、お別れをしているような意図を感じた。
すると、私は、彼らの時代を惜しむ気持ちと感謝の姿に共感して、涙ぐんでしまった。

その光景を見てから何年か過ぎ、私は、郵便局の職員と話す機会があった。
いい機会なので、昔、自分が目撃したポストを拭き上げた人の話を聞いてもらった。
その職員は、公式にはそういった事は知らないが、職員の立場からすると、彼らの気持ちはとてもよく分かるのだそうだ。
彼が言うには、郵便ポストという存在は、郵便事業の根幹の存在であり、大切な存在だと教えられた。

私は、実家に戻る度に、家路の脇で、郵便ポストが、景色に馴染むように佇んでいる。
だが、こんな話を思い出す度に、郵便ポストが、擬人化のイメージを越えて、道祖神やお地蔵さまのようなものに見えてくる。
私も、一筆箋で手紙を書いて、切手を貼って、郵便ポスト、いや、郵便ポストさまに投函してみようかなと、思ってしまうのだ。

今年もノウゼンカズラが咲きました。

6月末に、教室の横にある生け垣に、ノウゼンカズラが咲きました。二年前に、大規模な植え替えをして、果たして咲くんだろうか?という心配をよそに、多くのつぼみが出始めています。この花は、アメリカ産と中国産がありまして、こちらの花は中国産のもののようです。
関西と岡山を行き来していると、同じ花でも、花の色に濃淡の違いがあって面白いですね。

Wikipeidiaで調べていると、正岡子規の俳句に「家毎に凌霄咲ける温泉(いでゆ)かな」があるようで、一度、小筆で書いてみたいものです。

この文章を書いている時は、ちょうど台風三号が過ぎ去った後ですが、花達は大丈夫なんでしょうか?と心配しております。

作家を動かす手紙

今日のブログは、少々文体が普段と違います。
ハードボイルド的に書いてみました。

幻冬社という出版社はご存知だろうか。
出版不況と言われる中、ベストセラーを出す出版会社だ。
そこの社長、見城氏の生き方に、私は“やられて”しまっている。

書道教室のブログを書いている私にとって、様々な点で、影響を受けている。

少し業界の話をさせてもらうが、売れっ子作家がいれば、
出版社(編集者)は、原稿依頼をして出版するというのが仕事だ。
ただ、そのような作家は、付き合いのある出版社もあるし、執筆中の案件を抱えている。

見城氏は、そんな超多忙の作家に新しい案件を依頼して、本を出すのだ。
というよりも、出させるのである。

それでは、どうやって口説くのか。
それが実は、メールでもなく、電話でもなく、手紙を送りまくるのだそうだ。

その手紙を書く見城氏の様子を捉えたテレビを見た機会があった。
彼は、その作家に何故故(なぜゆえに)ウチの出版社で本を出して欲しいのか。
そこを、ワープロではなく、手書きで書いていくのだという。
青か緑色の水性ボールペンで、メモ書きのようにタッチで、書くスピードは結構早い。
文字は小さめで、文字量も、通常の手紙よりは多い印象だ。
数枚の便箋に、びっしりと文字を埋めてから、封筒に納め、作家に送りつける。

しかし、
手紙を一回出しただけで、多忙の作家が動くはずもない。
只只、しつこい程出していく。正確な数を記憶出来ない程、手紙を書いて送っていると、
ある日、当の作家ご本人から返事がくる。
そこから程なくしてという訳ではないだろうが、出版にこぎ着け、
やがて、ベストセラーになる。

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情報化時代と言われながらも、
人をゆさぶる文章を書かせる為に、編集者が一文字一文字手書きで手紙を書く。
という見城氏のネタは以前から文章にしたかった。

母の書道教室に微力ながら絡むようになって、
改めて、見城氏の『書かせる為に、書く。』ということを考えさせられるのだ。

書道という世界は、型や様式美の世界の伝承であるが、
もう一つの世界、人柄を感じさせる文字と内容で、人を動かす手段として感じることもある。

個人的に、太田いと書道教室の教材で、回文マンガがあるが、これをいつか出版したら、
面白いものになるのではないかと、思うことがある。

そう簡単に叶えられる話ではないが、見城氏に持込企画という形で、持っていくのもありなのかもしれない。
ただ、その前に、手書きの手紙で反応をを待つ方法をあえて、取りたいと思う。

リフォーム五次工事の日程

今回は教室内の向かって左側の工事となります。
内容は、隣の台所との間に、壁を作ります。
これにより、より集中して書道をすることができるかと思います。
5月18日現在は、境界線をブルーシートで囲っている関係で、教室が狭くなっております。
24日には、ブルーシートが無くなりますので、それまで、ご面倒をおかけします。

『ジャボチカバ』ブラジル産の植木『ジャボチカバ』

向かって右側が、ジャボチカバの植木となります。
教室がある建物のフロントには、植木や植物をレウアウトしておりますが、今回は、『ジャボチカバ』というブラジル産の植木を置いております。

ぱっと、お店で、この植木を見た時に、あまりの美しさに、ほぼ即決で購入してしまいました。
やや高めにセッティングすると、なんとなく、はるか向こうに地平線が見えるようです。
はやり、葉が小さいせいか、遠くにある木のような錯覚になりますね。

入手先は、大阪のとある植木屋さんです。
店長さんが、とてもアーティスティックな考えがあり、お話をすると、とても盛り上がります。
季節的には気温が上がる時期なのですが、寒暖差があり、葉の一部が紅葉のように赤く枯れているように見えます。
こんな時は、屋内に入れたほうがいいとアドバイス頂きました。
通りすがりでも、ご覧頂けるかと思います。

封筒に、桜の切り紙で、桜吹雪を。


今は閉店となっていますが、
岡山の西のはずれに、とある料亭がお店があり、
そのお店から送られてきた封筒DMに、面白い仕掛けがあったので、ご紹介します。

正確な時期は忘れましたが、季節は春だったと思います。
そんな季節のある日、そのお店から営業的に郵便物が届いたのです。
いつもなら、はがきだったのに、今回は、手紙の入った封筒が投函されていました。

おや?と思いながら、開封すると、手紙が出てくると同時に、
なんと、切り紙で出来た、ピンクの桜の花びらが、同時に落ちてきたのです。

紙なのに、床に落ちても大丈夫なのですが、
その落ちていく様は、まるで本当の花びらのようで、
落ちないように、思わず手で受け取ろうとした位でした。

大げさかもしれませんが、
私は、一瞬、桜吹雪の中にいるような感覚になり、
このお店の女将のセンスに、クラクラしてしまいました。

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後日談がありまして、
何年か経って、偶然にも、別のお店で、
元いた料亭のスタッフと再会したことがありました。
そこで、このDMの話をしたところ、なんと、その桜の切り紙を作っていた人の一人でした。
ご本人曰く、
『私たちが作った桜が、お客さまに気づいてくださるのだろうか。封筒の奥に隠れたままになっているんじゃないか。』とか、
心配していました。
ところが、私がちゃんと気づいたという話をすると、いたく感動していたのが印象的でした。

その方の、何年も前に、桜の切り紙で苦労と想いが、何年も経って報われる。
それが、ちょうど桜が咲く、春先に、偶然が重なり合う。
そんなことも、あるのだなと実感した、三月のとある一日でした。

既存テキストを使わない書道

従来の書道のあり方も、時代に流れにより、どんどん変化していっています。
なので、既存テキストを使わない書道も、あってもよいのではないかと思います。
最近入られた新しい生徒さんに、実施している内容を、『個別オーダーによる授業』として位置づけました。

既存テキストを使わない書道 = 個別オーダーによる授業

どうぞ、ご覧下さい。

リフォーム四次工事の日程

リフォーム箇所は二階のベランダとなります。(図面上にカーポートはありません。)

2月27日の月曜から、約二週間くらいを予定しています。
物音がしたり、自転車や駐車場への駐車で、お邪魔になるかと思いますが、出来るだけ配慮させて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします。
コンセプトは、『Tree House』ですが、あくまでもコンセプトとなります。

リフォーム完成のお知らせ 教室+床暖房

テーブルに脚とキャスターを付けて、正座が出来ない方にも快適に利用出来るようになりました。

今年の1月10日から始まった教室のリフォームがやっと完成致しました。
生徒の皆さんには、ご迷惑をおかけました。

今回のリフォームの目的は以下の通りとなります。
•床暖房の設置。
•フローリングに、無垢チーク材。
•筆洗い専用のシンク。
これにより、生徒さんにとって、快適な学習空間の、ご提供が出来ると思っておりますが、建物全体の間取りが、まだ不完全なために、改善の余地が相当あると思っております。

ミャンマー産の無垢のチーク材で、快適な足触りです。表面はワトコオイルを塗りました。

 

垂れ壁を取ったので、開放感があります。シンクは、深さが30cmもあり、筆洗いも安心。

 

筆を持った状態で近づくと、ライトが自動センサーで点灯し、快適に筆が洗えます。

以上、リフォームのご報告とさせて頂きます。

実は、今週からベランダの工事が現地確認が始まりまして、今回は、生徒さんには、直接は関係ございませんが、また工事車両、資材や廃材の搬入や撤去で、ご迷惑をおかけします。よろしくお願い申し上げます。